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収集運搬基準と保管基準

◆産業廃棄物の収集運搬基準

産業廃棄物を収集運搬する途上で、廃棄物が飛散・流出することで一般市民の生活環境を害することがないようにするために基準が設けられています。(廃棄物処理法施行令第6条第1項第一号)

産廃が飛散流出し、悪臭がもれないようにすること

収集運搬にあたっては、「生活環境の保全上、支障を生じないように必要な措置を講ずること」と定められていますから、以下のような措置が必要になります。

過積載 (2)

  1. 飛散防止用シートで覆う
    がれき類や廃プラスチック類などの「かわきもの」は、平ボディのトラックであれば直接荷台に載せて運搬できますが、走行中に廃棄物が飛散しないようにシート掛けする必要があります。
  2. 専用容器を使用する
    ドラム缶2汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリなどの「ウエットもの」は、容器に入れないことには実務的に運搬できませんから、蓋付きオープンドラム缶やポリタンクなどの専用容器の準備が必要になります。

    石綿含有産業廃棄物を含むものについては、フレコンバッグが必須です。

産業廃棄物に適した容器の例

産業廃棄物の種類 容器なし フレコンバッグ クローズドラム(鉄製) 蓋付きオープンドラム缶(鉄製) クローズケミカルドラム 蓋付きオープンケミカルドラム ポリタンク コンテナ(鉄製)
燃え殻
汚泥
廃油
廃酸
廃アルカリ
廃プラスチック類
紙くず
木くず
繊維くず
動植物性残さ
ゴムくず
金属くず
ガラ陶 ●※1
鉱さい ●※1
がれき類 ●※1
動物の糞尿
動物の死体
ばいじん
石綿含有産業廃棄物
  • ※1 土砂運搬禁止車両の場合は、容器が必要です。
  • ※2 車両の構造により、液状の廃棄物を容器なしで運搬できる「清掃車」「糞尿車」「タンク車」などを使用する場合は、容器は不要です。

上記の一覧表の印刷はこちらから >>> 産廃の収集運搬容器の事例

石綿含有産業廃棄物の運搬容器と運搬方法

フレコンバッグ産廃収集運搬許可を申請するにあたり、20種類の産業廃棄物の中から「取り扱う産業廃棄物の種類」を指定します。

そのうち次の3品目については、「石綿産業廃棄物 有り 無し」の区分があり、収集運搬と処理の基準が異なります。

  • 廃プラスチック類
  • ガラ陶(ガラスくず、コンクリートくず、陶磁器くず)
  • がれき類

「石綿障害予防規則」にて定められたレベル1及び2の石綿含有建材は、「廃石綿等(飛散性アスベスト)」と呼ばれ、特別管理産業廃棄物に該当し、レベル3の石綿含有建材は、「石綿含有産業廃棄物(非飛散性アスベスト)」と呼ばれ、(普通)管理産業廃棄物に該当しますがここでいう「石綿産業廃棄物 有り 無し」は、このレベル3の非飛散性アスベストのことを言います。

石綿(アスベスト)の取扱いの詳細はこちらを参照 >>> 留意が必要な建設廃棄物(2)石綿(アスベスト)・PCB

この「石綿産業廃棄物」を「有り」として申請した場合、収集運搬のポイントは、「他の産業廃棄物と厳格に区別する」ということで、具体的には以下の運搬方法を採用してください。

  1. 専用の容器としては「フレコンバッグ」を使用する。
  2. 「フレコンバッグ」の材質は強度の高い「ポリプロピレン製」を採用する。
  3. 変形又は破断しないよう原型のまま手作業で整然と運搬車両に積み込み、他の廃棄物と混合しないよう区分して運搬する。
  4. 荷台に屋根のない車両では(ほとんどの場合ないと思いますが)、シート掛けをして雨ざらしにしない。

許可の申請の際、自治体によっては(埼玉県など)「フレコンバックの材質を記載したカタログ」「運搬車両の荷台の全景写真」「荷台のシート掛けをするシートの写真」を要求されます。

車両の両側面に産廃収集運搬車である旨を表示する

産業廃棄物収集運搬業の許可を受けて収集運搬する場合、その車両には下の図のとおり、車両自体に直接ペイントしたり、マグネットシートなどを用いて、「産業廃棄物を運搬中であるという表示」が義務付けられています。

下6桁の数字は許可業者の固有番号ですから、記載はこの下6桁のみでかまいません。

個人事業主の場合は、「業者名」は屋号ではなく「個人事業主の名前(フルネーム)」になります。

なお、産廃を荷降ろしした後は表示の義務はありませんから、マグネットシートを外して走行しても何ら問題ありません。

また、排出事業者自らが産業廃棄物を運搬する場合(自社運搬:自ら運搬)は収集運搬業の許可は不要ですが、この表示の義務はありますので注意してください。

表示義務

《出典:環境省HP》

運搬車に「産業廃棄物収集運搬業許可証」の写しの他、所定の書類を備えておくこと

「マニフェスト」と「許可証の写し」を必ず携帯してください。
検問にあった場合、これらが用意されていないと「営業停止処分」を受けることになります。

自社運搬の詳細はこちら >>> 自社運搬の注意事項

携帯義務

《出典:環境省HP》

マグネットシートの入手

運搬車両に直接、「産業廃棄物収集運搬車」等の表示項目をペイントしない場合は、マグネットシート(1台につき2枚)で対応できます。
「産廃 マグネットシート」でインターネット検索すると、マグネットシート専門店が数社見つかります。
一枚2,000円~3,000円で入手できます。

車用マグネットシート専門店「くるマックス」
看板印刷屋のマグネットシート専門店

収集運搬基準の例外(表示義務と書類携帯の免除)

以下の場合は、産業廃棄物を運搬する場合であっても、表示義務や書類の携帯義務が免除されています。

  1. 家電リサイクル法に基づき、もっぱら特定家電(テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機)のみを運搬する場合
  2. 自動車リサイクル法に基づき、廃自動車のみを運搬する場合
  3. 会社の敷地内のみで使用される車両の場合

「車両表示」と「書類携帯」を行なわないと・・・

この二つの義務を怠った場合、廃棄物処理法違反になりますから、産業廃棄物収集運搬業者には『営業停止処分』、自社運搬を行なった排出事業者には『改善命令』という行政命令の対象になります。

この行政命令にきちんと対応しないと、「3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金、又はこれの併科」という刑罰が待っています。

◆ 保管基準

排出事業者は、自ら排出した産業廃棄物が運搬されるまでの間、生活環境保全上支障のないように保管する必要あり、産業廃棄物や特別管理産業廃棄物の保管基準が定められています。

また、別途収集運搬に伴う積替保管や中間処理の場合も保管基準が定められています。

産業廃棄物の保管基準

  1. 周囲に囲い(保管する産業廃棄物の荷重が直接当該囲いにかかる構造にあっては、当該荷重 に対して構造耐力上安全であること。)が設けられていること
  2. 見やすい箇所に次に掲げるような掲示板が設置されていること。
  3. 保管場所の看板

    ※屋外に置いて容器を用いずに保管する場合は、積み上げることのできる高さを記入

  4. 保管の場所から産業廃棄物が飛散し、流出し、及び地下に浸透し、並びに悪臭が発散しない ように次に掲げる措置を講ずること。
    • 産業廃棄物の保管に伴い汚水が生ずるおそれがある場合にあっては、当該汚水による公共 の水域及び地下水の汚染を防止するために必要な排水溝その他の設備を設けるとともに、 底面を不浸透性の材料で覆うこと。
    • 屋外において産業廃棄物を容器を用いずに保管する場合にあっては、積み上げられた産業 廃棄物の高さが、保管の場所の各部分について次に掲げる場合に応じて定められた高さを 越えないようにすること。

    保管基準3

  5. 保管場所には、ねずみ、蚊、はえ、その他の害虫が発生しないようにすること。
  6. 石綿含有産業廃棄物にあっては、次の措置を講ずること。
    • 保管の場所には、石綿含有産業廃棄物がその他のものと混合するおそれのないように、 仕切りを設ける等必要な措置を講ずること。
    • 覆いを設けること、梱包すること等石綿含有産業廃棄物の飛散防止のために必要な措 置を講ずること。
    • 産業廃棄物に石綿含有産業廃棄物が含まれる場合は、掲示板の保管する産業廃棄物の 種類に、その旨を表示すること。

建設廃棄物の場外保管の届出

●届出の要件(災害時の応急措置をのぞき事前届出)

2010年の廃棄物処理法の改正により、建設廃棄物の排出事業者が、建設廃棄物を排出場所から移動させて保管する場合、次の条件に該当する場合は、事前に都道府県知事にその旨を届け出ることが必要になりました(建設業に限ります)。

  • 建設廃棄物であること
  • 排出事業場とは別の場所で保管すること(廃棄物が発生した工事現場での保管は届出不要)
  • 排出事業者が保管すること(他社による収集運搬であっても対象)
  • 保管場所が300m²以上であること

ただし、処分業許可、収集運搬業の積替え保管の許可、産業廃棄物処理施設の設置許可を受けている場合で、その許可の範疇で行なわれる保管については、届出不要です。

●罰則

事前届出を怠った場合、「6ヵ月以下の懲役、または50万円以下の罰金」という刑事罰の対象になります。

特別管理産業廃棄物の保管基準

特別管理産業廃棄物の保管基準では、上記の産業廃棄物の保管基準がそのまま適用されるほか、以下の措置を講ずることが定められています。

  1. 特別管理産業廃棄物がその他のものと混合するおそれのないよう、仕切りを設けるなどの措置を講じる。ただし、感染性産業廃棄物と感染性一般廃棄物とが混在する場合で、それ以外のものが混入するおそれのない場合は、この限りではない。
  2. 廃油、PCB汚染物またはPCB処理物は、容器に入れて密封するなど、揮発防止および高温にさらされないための措置を講じる。
  3. 廃酸または廃アルカリは、容器に入れて密封するなど、腐食を防止するための措置を講じる。
  4. PCB汚染物またはPCB処理物は、その腐食防止のための措置を講じる。
  5. 廃石綿は、梱包するなど飛散防止のための措置を講じる。
  6. 腐敗するおそれのある特別管理産業廃棄物は、容器に入れて密封するなど、腐敗防止のための措置を講じる。

積替え保管基準

産業廃棄物収集運搬業の積替え保管とは、収集・運搬した産業廃棄物を途中で降ろして別の車両に積み替えたり、廃棄物を自社の倉庫等で一時的に保管しておくことをいい、積替え保管基準は以下のとおりです。

  1. 周囲に囲いが設けら、産業廃棄物の積み替え場所であることが表示されている場所でおこなうこと
  2. 積替えの場所から、産業廃棄物が流出、放出、地下浸透、悪臭が発散しないように必要な措置を講ずること
  3. 積替えの場所には、ねずみ、蚊、はえ、その他の害虫が発生しないようにすること
  4. あらかじめ、積替えを行った後の運搬先が定められていること
  5. 搬入された産業廃棄物の量が、積替え場所において適切に保管できる量を超えないこと(保管上限=1日当たりの平均搬出量×7)
  6. 搬入された産業廃棄物の性状に変化が生じないうちに搬出すること

具体的な運用は、上記「産業廃棄物の保管基準」及び「特別管理産業廃棄物の保管基準」に準じます。

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